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共同通信
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【ナイロビ共同】クーデターが起きたニジェールで、軍事政権が新首相としたゼイニ元財務相が15日、隣国チャドへ外遊し同国のデビ暫定大統領と会談した。ロイター通信によると、ゼイニ氏は会談後、全ての関係者と対話の機会を「開いている」と述べた。ニジェールは政権移行の「過程にある」とも語った。
批判勢力が軍政をニジェールの国家代表と認めることを前提に、情勢の平和的解決に向けた交渉に応じる意向を強調した発言。多くの周辺国や米国などは、軍政が追放を宣言したバズム大統領のみを正当な国家元首とみなすとの立場を表明している。