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共同通信
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大麻取締法違反(営利目的譲り渡し)の疑いで逮捕された朝日大(岐阜県瑞穂市)ラグビー部員3人の一部が「思うようにアルバイトができず、金が欲しくて大麻を密売した」と供述していることが15日、捜査関係者への取材で分かった。岐阜県警は、多くの学生が暮らす合宿所が大麻の仕入れや転売の拠点になっていた疑いがあるとみて詳しい経緯を調べている。
捜査関係者によると、3人は合宿所で生活。仕送りをしてくれている親の負担を減らしたかったとの趣旨の説明もしている。
大麻が小包に入れられて合宿所に届けられていたとみられることも、捜査関係者への取材で新たに分かった。小包を受け取った合宿所の責任者が不審に思い、大学を通じて県警に相談した。県警はこれまでに複数回、合宿所を捜索している。
朝日大3年の高内仁成容疑者(20)ら3人は6月に瑞穂市内で会社員の男に大麻を有償で譲り渡した疑いで今月3日に逮捕された。高内容疑者は同法違反の譲り受け未遂容疑で逮捕されていて、2度目の逮捕だった。