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米自殺者、過去最高の約5万人
中高齢者で増加、若者は減少

米疾病対策センター(CDC)は10日、米国内の昨年の自殺者が史上最多の約4万9500人だったと発表した。
2000年から漸増していた自殺者は18年の4万8300人(10万人当たり14.2人)をピークに減少。コロナ禍の20年も減っていたが、21年は前年比4%増、昨年も3%増だった。45〜64歳は7%、65歳以上は8%も増えており、特に白人でその傾向が顕著。失業や配偶者の死亡がきっかけになっているという。
25〜40歳では増加は1%だったが、死因として4番目から2番目に上がった。米国では銃入手が容易であることが底流にあり、専門家は「銃抜きには自殺の問題を語れない」と指摘する。
一方、10〜24歳では8%以上減少している。若者の心のケアに対する諸策が成果を上げているようだ。それでも残された家族に与えるショックは大きい。フロリダ州在住のクリスティーナ・ウィルバーさん(45)は、昨年息子(21)を失った。薬物使用を注意したところ、目の前で拳銃で自殺したという。
全米の自殺防止ホットラインは「988」。「SuicidePreventionLifeline.org」でも相談を受け付けている。市内では1-888-NYC-Wellで無料カウンセリングを受けられる。また「Alliance of Hope for Suicide Loss Survivors」は自殺者遺族の支援を行っている。(11日、ニューヨークポスト)
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