五輪中、パリ青空古本市が撤去?

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共同通信
セーヌ川岸の青空古本市=13日、パリ(共同)

 【パリ共同】フランス・パリの名物、セーヌ川岸の青空古本市が2024年の五輪期間中、姿を消すかもしれない―。パリ警察はこのほど、テロ防止など警備のため期間中の店舗の撤去を要請した。だが古書店側は「われわれはパリの景観の一部だ」と拒否。五輪を前に双方の対立が長引きそうな様相だ。

 「ブキニスト」と呼ばれる小さな青空古書店が並ぶ古本市は観光客に人気。木やブリキでできた深緑色の箱が両岸の道の低い石塀に連なっている。

 24年7月の五輪開会式は、夏季五輪史上初めて競技場外のセーヌ川で実施される。古本市が位置するセーヌ川岸は多くの観客でごった返すとみられる。