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共同通信
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【ソウル共同】東京電力福島第1原発の処理水海洋放出に反対する韓国南部釜山の市民団体が、同国で東京電力HDを相手取り放出禁止を求めた訴訟で、釜山地裁は17日、原告の訴えを退ける判決を言い渡した。
市民団体「釜山環境運動連合」が2021年4月、放出されれば釜山近海の魚介類が汚染され、住民の生命が脅かされると主張し、提訴した。
仮に原告が勝訴しても、日本側の放出計画を止めることはないとみられていた。韓国メディアによると、原告側は放出が行われた場合、一定額の現金支給を求める措置も準備している。
韓国政府は先月、計画通りの放出なら韓国海域に及ぼす影響はほぼないとする検証結果を公表した。