米高裁、中絶薬を一部制限判断

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共同通信

 【ワシントン共同】米南部ルイジアナ州の連邦高裁は16日、米国で広く使われている経口妊娠中絶薬「ミフェプリストン」の使用を一部制限する判断を示した。米メディアが伝えた。郵送での処方を禁止し、使える期間を従来の妊娠10週間以内から7週間以内に短縮した。ただ、連邦最高裁が最終的な判断を示すまでは制限は適用されない。

 司法省は16日、判断に「強く反対する」として最高裁に上訴する方針を示した。10月から始まる最高裁の新会期で審理される見通し。

 訴訟は昨年、反中絶団体が食品医薬品局(FDA)を相手取り、南部テキサス州の連邦地裁に起こした。