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共同通信
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米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題を巡り、移設先の名護市辺野古沖のサンゴ移植を許可するよう、野村哲郎農相が出した是正指示は「違法ではない」として総務省の第三者機関「国地方係争処理委員会」が7月に訴えを退けた判断は不服として、県が17日に福岡高裁那覇支部へ提訴する方針を固めたことが16日、関係者への取材で分かった。
県によると、辺野古新基地の建設を巡る国と県の訴訟は13件目となる。
県の審査申し出書によると、沖縄防衛局は昨年7月、辺野古沖の埋め立て工事で消失するサンゴの移植を申請。県は不許可としたが、野村農相は今年3月、是正指示に踏み切った。