9月上旬の認否手続き要請

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共同通信

 【ニューヨーク共同】2020年米大統領選の結果を覆そうとしたとしてトランプ前大統領や側近ら計19人が南部ジョージア州の大陪審に起訴された事件で、同州のウィリス地方検事は16日、起訴内容の認否手続きを9月5日の週、初公判を来年3月4日とするよう裁判所に求めた。

 ウィリス氏は19人に今月25日までの出頭を要請している。指紋採取などをする見込みで、AP通信は前大統領らが起訴内容の認否と合わせ、短期間で2度にわたってジョージア州入りする可能性があると伝えた。前大統領は政治的動機に基づく「魔女狩りだ」と起訴を批判しており、21日に記者会見を開く。

 前大統領が出馬表明している来年の大統領選では、3月5日に多くの予備選が集中するスーパーチューズデーを迎える。前大統領は選挙への影響を恐れて3月4日の初公判期日に反対する可能性がある。