幅広の四輪カーゴバイク、道路走行へ
トラック代替のエコ輸送手段、条例改正計画
ニューヨーク市運輸局(DOT)は14日、ゴルフカートサイズの電動四輪カーゴバイクが道路を走行できるよう、条例の改正を計画していることを明らかにした。現在、道路での走行が認められているカーゴバイクは、幅3フィート(約91センチメートル)以下で三輪以下。今年後半から、幅4フィート(約1.22メートル)以下で四輪以下まで拡大する予定だ。
DOT によると、小さな箱型トラックのような新たなバイクは、より頑丈で安定性がある。現在のバイクよりも大きな荷物を運ぶことができるとされ、カーゴバイク2台でボックストラック1台を代替できるという。ペダルを漕ぐのも簡単で、ペダルを漕いでいるときだけ作動する小型の電気モーターが搭載されている。
カーゴバイクの利用が拡大すれば、大気汚染の大きな原因となっている大型トラックの数を減らすのが可能となり、安全性を高め、二酸化炭素(CO2)排出量も削減でき、市に大きな環境的利益をもたらす事が期待される。計画承認によって、商業用カーゴバイクの利用が拡大する見込み。カーゴバイクは2019年、パイロットプログラムを通じて市で初めて導入された。22年には、約500万個の荷物を13万回以上輸送し、その結果65万トン以上のCO2排出量が削減されていた。(14日、amニューヨーク)
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