物乞いをしていた男に刺される
地下鉄駅で、容疑者は逮捕
地下鉄F線のヘラルドスクエア駅で13日深夜、イクバル・アーメッドさん(76)が物乞いをしていた男に刃物で刺された。ニューヨーク市警(NYPD)は14日深夜、重暴行の疑いでデイビッド・トロットマン容疑者(38)を逮捕した。
アーメッドさんはパキスタンからの移民。マンハッタン区内の旅行代理店で働いている。襲われた日も、仕事からの帰り道だった。支援してくれる家族はなく、クラウドファンディングのゴー・ファンド・ミーで治療費の寄付を募っている。そのサイトには「男のそばを離れた途端、腹部に激痛が走ったまでは覚えている。大量の出血があり肺にも血が溜まって入院した」との書き込みがある。NYPDによるとアーメッドさんは階段付近で倒れ、その間に加害者が逃げ去ったという。
トロットマン容疑者は14日、地下鉄A線の23丁目駅で別の乗客の顔面を殴打して逮捕された。NYPDはすぐにヘラルドスクエア駅の事件への関与も認定。重暴行と第3級暴行の容疑で身柄を拘束した。同容疑者の弁護士に関する情報は不明。
しかし、地下鉄内での重大犯罪は減少傾向にある。NYPDの集計によると今年前半の6カ月で地下鉄内における殺人、婦女暴行、重暴行および窃盗の件数は昨年比で4.4%減っている。(15日、ゴッサミスト)
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