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共同通信
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大手電力10社全てが10月の家庭向け電気料金を9月と比べ、値上げする見通しであることが17日、分かった。大手都市ガス4社のガス料金も全て値上がりする。政府が物価高対策として今年2月の検針分から実施している電気・ガス料金の抑制策が半減するため。火力発電に使う石炭などの輸入価格は下落したが、補助の縮小分が上回った。
政府の補助は9月検針分まで、電気は使用量1キロワット時当たり7円、ガスは1立方メートル当たり30円を値下げしてきた。10月はこの半分となり、終了する予定。11月以降は未定だが、予定通り補助が終われば、さらに値上がりして家計負担が増す恐れがある。