「地下鉄サーフィング」死亡事故相次ぐ NY市、SNSの投稿削除を要請

 

「地下鉄サーフィング」死亡事故相次ぐ

NY市、SNSの投稿削除を要請

 

高架線を走るM線は、サーファーの狙い目だ(Photo Keiko Tsuyama)

 

走行中の地下鉄の屋根に乗る「地下鉄サーフィング」による死亡事故が相次いでいる。ニューヨーク市のアダムズ市長は、SNS上の投稿がこの危険な行為を助長しているとして、削除を求めている。


ニューヨーク市警(NYPD)のマイケル・ケンパー交通警察部長によると、今年に入って地下鉄サーフィングは82件。すでに4人の若者が死亡し、2人が重傷を負っている。逮捕者も70人以上だという。2018〜22年は死者が5人だったのに比べて急増している。 


ケンパー氏は「違法であるだけでなく、死と隣り合わせであることを理解すべきだ。ちょっと足を滑らせたり、判断を誤ったり、下手な動きをしたりしただけで命を失う。やり直しは効かない」と警告。容疑者の保護者を訪問して協力を要請するなど、再発防止に力を入れている。

アダムズ市長も6月末、ブルックリン区内で地下鉄サーフィングをしていた14歳の少年が死亡し、一緒にいた少年が重体になって「地下鉄サーフィングは自殺行為。SNSも責任を果たすべきだ」とX(旧ツィッター)に投稿した。TikTokは有害な投稿を削除すると反応。ただし、地下鉄サーフィングのビデオは削除されたものの、静止画像は残されたままだ。ユーチューブやメタは現在のところコメントの求めに応じていない。(17日、NPR) 

 

写真はイメージ


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