首相、処理水判断「最終段階」

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共同通信

 【ワシントン共同】岸田文雄首相は18日(日本時間19日)、訪問先の米ワシントンで、8月下旬から9月前半に検討する東京電力福島第1原発の処理水放出時期を巡り「国として判断すべき最終的な段階に至っている」と強調した。判断に際し、漁業への影響を可能な限り抑制する観点などを総合的に踏まえると説明。同原発を20日に視察すると明らかにした。全国漁業協同組合連合会の会長との面会にも意欲を示した。記者団の質問に答えた。

 首相は月内にも関係閣僚会議を開き、処理水の放出時期を決定する。

 放出に反対姿勢を維持している全漁連会長との面会に関し「どこかでお会いしたいと考えている」と述べた。