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共同通信
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核兵器廃絶を訴える約60万筆の署名の一部と目録を届けるため、スイス・ジュネーブの国連欧州本部を訪問する長崎の高校生平和大使2人の出発式が19日、JR長崎駅前で開かれた。新型コロナウイルス禍のため、同本部への訪問は4年ぶり。
被爆4世の大使で鎮西学院高2年、大沢心春さん(16)は「長崎を最後の被爆地にするために、世界に発信したい」とあいさつ。被爆3世の大使で県立長崎北陽台高2年、杉原絢乃さん(16)は取材に「署名には60万人の思いが詰まっている。核兵器廃絶と平和な世界の実現をアピールしたい」と抱負を語った。式には、共に署名を集めた高校生らが見送りに詰めかけた。