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共同通信
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【ワシントン共同】2024年米大統領選の共和党候補指名争いで首位のトランプ前大統領について、同党のカシディ上院議員は20日放送のCNNテレビのインタビューで、大統領選から撤退すべきだと訴えた。私邸への機密文書持ち出し事件で有罪になるのは「ほぼ確実だ」との見方を示し、本選で「国民は有罪判決を受けた候補に投票しないだろう」と述べた。
南部ルイジアナ州選出で現在2期目のカシディ氏は、21年の議会襲撃を巡る上院での前大統領の弾劾裁判で有罪に賛成した共和党議員7人のうちの1人で、前大統領と距離を置いている。
前大統領は20年大統領選の敗北結果を覆そうとしたなどとされる別の事件も含めて計4度起訴されており、法的な問題が山積している。
だが政治サイト、リアル・クリア・ポリティクスによると、共和党指名争いに関する各種世論調査での支持率平均は55%を超えており、他候補を圧倒。一方で、前大統領が民主党のバイデン大統領と本選で対決する場合、バイデン氏の方がやや優位だ。