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共同通信
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1923年の関東大震災から9月で100年となるのを前に、東京都慰霊堂(東京都墨田区)で20日、鎮魂の思いを込めた竹灯籠の明かりがともされた。防災をテーマとしたイベント「首都防災ウィーク」の一環。開会式で実行委員会代表の中林一樹・東京都立大名誉教授は「節目の年に、誰ひとり取り残さない防災の取り組みを発信したい」と語った。
慰霊堂の前に飾られた竹は東日本大震災に見舞われた岩手県大船渡市の被災者が切り出し、ボランティアら約170人が加工した。午後7時20分ごろ点灯され、犠牲者を悼む音楽が奏でられた。
式典には都内在住の大船渡市出身者や墨田区の中学生らが出席した。