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共同通信
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【バンコク共同】タイのタクシン元首相(74)は22日、首都バンコクに自家用ジェット機で帰国する予定だ。在任中の汚職罪などで実刑判決を受け、2008年8月から国外逃亡生活を送ってきた。タイでは22日午後に首相指名選が行われる。タクシン派「タイ貢献党」を軸とする新政権発足が確実だと判断し、帰国を決断したとみられる。
タイでは01年のタクシン政権発足後、タクシン派を支える貧困層と、反発する富裕層やエリート層との対立が深刻化。06年と14年にクーデターが繰り返され混乱が続いてきた。帰国が実現しタクシン派主導の政権が発足すれば、内外でタクシン氏の影響力が強まりそうだ。