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共同通信
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政府が東京電力福島第1原発の処理水海洋放出を24日に開始する方針を決定したことに対し、原発に反対する市民らが22日午前、首相官邸前に集まり「漁民の声を聞け」「未来につけを残すな」と抗議の声を上げた。
主催した「さようなら原発1000万人アクション実行委員会」によると、約230人が参加。雨が降りしきる中、「汚染水を海に流すな」と書かれた横断幕やプラカードを掲げ、「見切り発車は許さない」などとシュプレヒコールを繰り返した。
マイクを握った原水爆禁止日本国民会議の谷雅志事務局長は「海洋放出は未来の世代までつけを残す」と強調。「まず廃炉への具体的な道筋を明らかにすべきだ」と話した。