台湾・中国「双方と働く」

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共同通信
20日、グアテマラ大統領選で勝利し記者会見するベルナルド・アレバロ氏=グアテマラ市(AP=共同)

 【グアテマラ市共同】台湾と外交関係を持つグアテマラの大統領選で勝利したベルナルド・アレバロ元外務次官(64)は20日、グアテマラ市で記者会見し、自身の外交政策について「(台湾と中国の)どちらかの肩を持つ必要はないと考えている」と強調し「双方と働き続ける」と述べた。

 アレバロ氏は中国との貿易拡大の必要性に言及したことがある。ただ、政治アナリストのルイスミゲル・レジェス氏は、グアテマラが台湾と外交関係を維持するのは移民や麻薬問題で連携する米国との緊密な関係が背景にあると分析し、「外交方針を変えて米国を刺激する利点はない。ほぼ現状維持だろう」とみる。