五輪談合、セレスポ専務を保釈

Published by
共同通信
保釈後、記者会見するイベント制作会社セレスポの専務取締役鎌田義次被告(右)。左は郷原信郎弁護士=22日午後、東京・霞が関の司法記者クラブ

 東京地裁は22日、東京五輪・パラリンピックの事業を巡る談合事件で、独禁法違反(不当な取引制限)の罪で起訴されたイベント制作会社セレスポの専務取締役鎌田義次被告(60)の保釈を認める決定をした。保釈保証金1800万円を即日納付し、東京拘置所から保釈された。今回が6回目の請求だった。東京地検特捜部に2月に逮捕され、勾留は半年余りに及んだ。

 鎌田被告は起訴内容を否認している。保釈後、東京都内で記者会見し「拘置所では自由を奪われ非常につらい日々を過ごした。よく闘い抜いたなと自分を褒めたい」と語った。