大熊町、ようやく新校舎スタート

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共同通信
完成した「学び舎ゆめの森」の校舎に入る子どもたち=25日午前、福島県大熊町

 東京電力福島第1原発が立地する福島県大熊町に、町立の義務教育学校と認定こども園が一体となった「学び舎ゆめの森」の校舎がこのほど完成した。2学期が始まった25日に使用が始まり、子どもたちと校舎との対面式が開かれた。学校が避難先から帰還した4月までの完成を目指したが、資材不足で遅れた。拍手で迎えられた子どもたちは約1時間、校舎を探検した。

 大熊町にあった小学校2校と中学校1校は、原発事故で役場機能と共に約90キロ離れた会津若松市に避難した。1校に集約されたゆめの森が昨年4月に誕生し、今年4月には町内に帰還。子どもたちは1学期、近くの町役場や交流施設に分かれ、授業や保育を受けていた。