再開の北朝鮮旅客機は帰国用か

Published by
共同通信
高麗航空の平壌行きの便の搭乗手続きをする乗客ら=26日、北京首都国際空港(共同)

 【北京共同】北朝鮮が約3年半ぶりに再開した国営高麗航空の中国とロシアとの間の国際線旅客機の運航で、首都平壌から中ロに飛来する便には一般乗客を乗せていないもようだ。当面は新型コロナウイルス対策で2020年1月末から始めた入国規制で帰国できなかった中ロ滞在の当局者らの帰国用に運航するとの見方が出ている。

 26日午前、北京首都国際空港では、運航再開以来3便目の旅客機が平壌から到着した。胸に金日成主席らのバッジを着けた100人超の人が受付カウンターに並んだが、平壌から着いた乗客らしい人は到着口に現れなかった。