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共同通信
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徳島市は26日、阿波おどりで今年新設した1人20万円の「プレミアム桟敷席」について、建築基準法に違反した状態で開設されていたと明らかにした。完成時に必要な「検査済証」を得ないまま12~14日の期間中、予定通り観客を受け入れた。階段の幅が規定に満たなかったという。
プレミアム桟敷席はインバウンドの富裕層による利用を想定し、屋外の有料演舞場に設けられた2階建てのやぐら。ソファに座って正面から観覧でき、1公演当たり20席用意した。
市によると建築基準に適合しているかどうかを調べる「完了検査」を11日に実施した際、階段の幅や手すりの高さなどがそれぞれ10センチ足りなかった。