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共同通信
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6月に反乱を起こしたロシア民間軍事会社ワグネルの創設者プリゴジン氏の死亡が27日に確認されたことを受け、誰が今後の指導者になるのかに注目が集まっている。約2万5千人の兵員を抱え、一時は戦闘機や戦車など正規軍並みの装備を誇ったワグネルがウクライナ侵攻を続けるロシア軍に編入されていくのか、政権から距離を置く批判勢力になるのかは新たな指導者の統率力にかかっているが、明確な発表などは行われていない。
ワグネル関係者が管理しているとみられるテレグラム「プリゴジン2023」は26日、ワグネルの新しい指導者にアントン・エリザロフ司令官が就任したと投稿したが、ワグネルは正式な発表をしていない。
プリゴジン氏がベラルーシのルカシェンコ大統領の説得を受けて反乱を中止した後、ワグネルは大型兵器や弾薬を国防省に引き渡して事実上武装解除された。戦闘員のうち約4千人はベラルーシに移り、軍の訓練などに従事していた。(共同)