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共同通信
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【テヘラン共同】イランのライシ大統領は29日、首都テヘランで記者会見し、米国の制裁に沿って日本で凍結されたイラン資産の凍結解除を日本政府に要求した。「日本政府が米国から独立するよう助言する」と述べた。ライシ師は9月に国連総会が開かれるニューヨークで岸田文雄首相と会談する予定で、直談判する見通しだ。
イラン政府関係者によると、日本での凍結資産は約30億ドル(約4400億円)。ライシ師は米国による広島、長崎への原爆投下を念頭に「日本自身、歴史上、米国の残酷さを経験している」とも主張した。
伝統的友好国である日本との関係について「政治や経済面で良好な関係を築いている」と強調した。