ウクライナ東・南部で6人死亡

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共同通信

 【キーウ共同】ウクライナ東部ドネツク州のキリレンコ知事は29日、ロシア軍の攻撃で28日に州内で住民5人が死亡し、4人が負傷したと明らかにした。地元当局はクラスター(集束)弾も使われたとした。南部ヘルソン州のプロクジン知事によると、同州では28日にロシアの攻撃で1人が死亡、4人が負傷した。

 ロシア国防省は28日、実効支配するクリミア半島が面する黒海の上空で、米軍の無人機MQ9リーパーとグローバルホークそれぞれ1機ずつがロシア国境に接近したためロシア軍の戦闘機2機が緊急発進(スクランブル)したと発表した。偵察活動をしていたとみられる無人機2機は方向を変え、領空の侵犯などはなかったとしている。

 ロシア国防省は27日にも、黒海上空に飛来した米軍のMQ9リーパーにスホイ30戦闘機が緊急発進したと発表しており、2日連続となった。

 黒海ではウクライナ産穀物を貨物船で輸出するためのトルコ、国連仲介の4者合意からロシアが7月中旬に離脱して以来、ウクライナの港に入港する船をロシア軍が臨検するなど緊張が高まっている。