教諭への賠償請求に抗議120件

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共同通信

 川崎市立稲田小で5月、25mプール約6杯分の水が出しっ放しになるミスがあり、市が8月に男性教諭と校長に水道代約95万円の損害賠償を請求したところ、市側に約120件の抗議が寄せられたことが29日、分かった。福田紀彦市長は「関係ない市民が負担するのかということになる。公務員は過失への責任を負う」としている。

 市教委によると、教諭は5月17日、プール開きに向け注水を開始。ろ過装置の警報音が鳴り、音を止めるため電源ブレーカーを落とした。約6時間後に水を止めたつもりだったが、ブレーカーが落ちた影響でスイッチがきかず注水が継続。教諭は気付かず、5月22日に別の職員の指摘で判明した。