「汚染水」呼称変更検討へ

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共同通信
24日、東京電力福島第1原発の処理水海洋放出に関する国民向け談話を発表する韓国の韓悳洙首相(手前)=ソウル(聯合=共同)

 【ソウル共同】東京電力福島第1原発の処理水を「汚染水」と呼称してきた韓国の韓悳洙首相は30日の国会答弁で、今後呼称を変更するかどうか「政府として検討する」と表明した。「処理された汚染水というのが、私は科学的に合致する表現だと考える」と述べた。

 処理水の海洋放出に反対する最大野党は「政府の涙が出るような努力に日本が手をたたいて喜ぶだろう。政府は国民と日本のどちらに仕えているのか」と批判した。

 韓氏は国会で、国内で処理水放出への反発が強いことを念頭に「汚染水が放出されているとか、核爆弾のようだといった論理は全く違う」と指摘した。