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共同通信
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「もう従うしかないと思った」。元広島市議木戸経康被告(68)は30日の被告人質問で、東京地検特捜部の検事が任意の取り調べで誘導し、自身が繰り返し主張した供述とは異なる内容の調書を作成したと批判した。
黒いスーツ姿の木戸被告は、2020年3月に広島市のホテルで受けた最初の聴取の様子を再現。「検察につくか河井側につくか、しっかり考えてしゃべってください」。検事から開口一番にこう言われたとし「大変なことになった、びっくりしたと思った」と、興奮した様子で振り返った。
その後の取り調べで、検事に調書の訂正を求めても断られたと説明した。