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共同通信
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政府は9月1日に発生100年となる関東大震災を巡り、当時の朝鮮人虐殺への論評を避ける構えだ。松野博一官房長官は30日の記者会見で「政府内において事実関係を把握する記録が見当たらない」と強調し、コメントしなかった。反省や教訓の言葉もなかった。虐殺を巡っては、事実そのものを疑問視したり否定したりする言説が後を絶たず、歴史の歪曲や風化が懸念される。
「朝鮮人虐殺」という文言に、松野氏は会見で直接言及しなかった。質問を受けて「お尋ねについては」と表現した。事実関係を新たに調査するかどうかを問われると「政府内に事実関係を把握することができる記録が見当たらない」と重ねて指摘した。