百貨店存続へ、1日休業を

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共同通信

 そごう・西武の売却に反発し、西武池袋本店(東京都豊島区)でストライキをする労働組合の寺岡泰博委員長が30日、取材に応じ、同日午前まで交渉を続けた末の決断だったと明らかにした。百貨店を存続させるため「心苦しいが1日だけ休業させてもらいたい」と顧客らに理解を求めた。

 寺岡委員長によると、9月1日に米ファンドへ売却する意向の経営側に翻意を求めたが、親会社セブン&アイ・ホールディングスの井阪隆一社長は「一日も早い売却が、社員の不安を消すことにつながる」との説明に終始したという。

 寺岡委員長は「売却されれば将来的に店がなくなってしまうかもしれない」と強調した。