保護者参観で自由研究発表会 ニュージャージー日本人学校

 

保護者参観で自由研究発表会

ニュージャージー日本人学校

 

「古代エジプトの言葉」「ヒートアイランド現象」「しょうゆのシミの落とし方実験」など中等部生徒のテーマは様々。
少し緊張しながらも最後まで発表したする生徒たち。保護者からは温かい拍手が送られていた。

 

ニュージャージー日本人学校(ニュージャージー州オークランド市、文部科学省認定校)では、8月19日(土)今年度2回目の保護者参観日が開催された。大勢の保護者が見守る中、児童・生徒は、緊張感を漂わせながらもいつも通り明るく真剣に授業に臨んでいた。参観日のメインは、「自由研究発表会」。本校では毎年、この参観日に自由研究紹介を発表会形式で行っている。  

研究内容は、作品制作系、調査研究系等発達段階に応じ多岐にわたる。例えば、初等部1年生のテーマは、身近なスーパーにある食材価格を日米比較した「やきにくがたべたい!」。調査の結果、ほとんどが日本の約3割以上高いことを突き止め、なかには7割をこえるもの(もやし)もあり驚いたとのこと。初等部5年生のテーマは、ベトナムにある祖母宅で行った「アヒルのひよこの観察」。卵から孵化したアヒルの幼鳥が、その児童を親と思い後を追う(刷り込み)動画には微笑ましさを感じた。しかし、食用として売り出される直前の最後の餌やりの場面では、別れの悲しさを必死に我慢する姿が見る側の心を打った。中等部7年生は、三角定規を使用したものの大きさや高さを測定する「三角定規測量」。定規ひとつで自由の女神の大きさを測るなど、その活用法の面白さや有効性を実証的に紹介していた。  

児童・生徒のテーマに共通するコンセプトは、“身近に存在する不思議や疑問”。どの研究もその気付きを自分なりに掘り下げ、仮説や検証を通じて答えを導き出していた。研究に取り組むこの姿勢は、彼らの将来にとってとても重要な資質といえる。来年もどのような研究が飛び出すか楽しみである。

■お問い合わせ ホームページ(https://newjerseyjapaneseschool.org/) または、Eメール(uketsuke@NewJerseyJapaneseSchool.org)まで。 記事、写真提供:ニュージャージー日本人学校

 


最新のニュース一覧はこちら←

 

 

タグ :