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共同通信
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【カブール共同】アフガニスタンで駐留米軍が撤退を完了して2年。イスラム主義組織タリバン暫定政権は31日を撤退2年を記念する祝日に指定していたが撤回した。政権が31日、共同通信の取材に明らかにした。タリバン最高指導者の反対があったという。式典は開かれず、撤回を知らされていない市民らが肩すかしとなった。
女性抑圧を強めるタリバン暫定政権への反発は強く、首都カブールでは市民の間に白けたムードが漂った。
暫定政権のムジャヒド報道官によると、閣議で祝日を決定したが、最近になって最高指導者アクンザダ師が「政権掌握から2年の8月15日を祝えば十分」との理由を示して撤回させたという。