岸田首相襲撃、木村容疑者起訴へ

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共同通信
木村隆二容疑者

 岸田文雄首相の演説会場に爆発物が投げ込まれた事件で、和歌山地検が木村隆二容疑者(24)を起訴する方針を固めたことが31日、捜査関係者への取材で分かった。首相らへの殺人未遂や爆発物取締罰則違反(使用)罪などの適用を検討しているもようだ。9月1日までの鑑定留置の状況から責任能力を問えると判断、勾留期限の同6日までに起訴するとみられる。

 和歌山県警は8月31日、殺人未遂や爆取罰則違反、選挙演説を妨害したとする公選法違反などの疑いで容疑者を追送検した。

 捜査関係者によると、容疑者は捜査当局の取り調べに黙秘しているが、現場に残された爆発物は再現実験や鑑定で殺傷能力が認められた。