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共同通信
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日本赤十字社発祥の地として知られ、2016年4月の熊本地震で倒壊した洋館「熊本洋学校教師ジェーンズ邸」(熊本市中央区)の移転再建が完了し一般公開が始まるのに合わせ、同市は1日、記念式典を開いた。
ジェーンズ邸は木造2階建てで、熊本洋学校に迎えた外国人教師ジェーンズの邸宅として、1871年に建築された。1877年の西南戦争の際、官軍を率いる皇族が日本赤十字社の前身「博愛社」の設立許可を出した場所だ。
倒壊後にがれきの中から柱などを拾い出し、主要部分の約7割を再利用した。再建に当たり、創建当時の古写真を活用、倒壊以前より外壁の色合いや煙突の数などを建築当初の姿に近づけた。