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共同通信
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【バンコク共同】タイ王室は1日、国外逃亡を終えて帰国したタクシン元首相(74)にワチラロンコン国王が恩赦を与え、在任中の汚職罪などで言い渡された8年の量刑を1年に短縮したと発表した。高齢を理由に実際の刑期はさらに短縮される可能性がある。タクシン派主導の連立政権発足が決まったこととあわせ、タクシン氏の本格的な復権に道が開かれた。
タクシン氏は2006年のクーデターで政権の座を追われ、08年8月から国外逃亡を続けた。自派「タイ貢献党」のセター新首相が選出された今年8月22日に帰国、短時間の刑務所滞在を経て入院生活を送っている。