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共同通信
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次世代半導体の国産化を目指す新会社「ラピダス」は1日、北海道千歳市で工場の起工式を開いた。工場建設と並行して、連携する米IBMなどと技術開発を進め、人工知能(AI)などへの活用を見込む最先端品の量産を2027年に始める計画だ。日本の安全保障環境が緊迫する中、幅広い電子機器に必須となっている半導体の国内産業の基盤を強化する。
経産省が既に計3300億円の助成を決めるなど、政府は経済安全保障の強化に向けてラピダスを全面的に支援する方針を打ち出している。量産には5兆円規模の資金が必要とされ、政府は追加支援を検討する。
起工式にはラピダスの小池淳義社長や西村経産相らが出席した。