薬局整備入札で賃借料漏えいか

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共同通信

 KKR札幌医療センターが発注した敷地内薬局の整備事業を巡る入札妨害事件で、元事務部長藤井浩之容疑者=北海道石狩市=が調剤薬局大手アインHD側に競合する他社の賃借料に関する情報を教え、企画書を再提出させたことが1日、捜査関係者への取材で分かった。

 道警は1日、藤井容疑者とアインHD子会社のアインファーマシーズ北海道支店長新山典義容疑者=札幌市、アインHD開発統括本部長だった酒井雅人容疑者=東京都世田谷区=を送検した。

 入札は公募型プロポーザルで実施され、薬局が病院に支払う賃借料が判断材料の一つだったとみられる。アインHDは元の提案よりも金額を高く設定し直し、企画書を改めて提出したという。