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共同通信
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【ソウル共同】東京電力福島第1原発処理水の海洋放出を受け、韓国で水産物の消費を控える動きが出ている。現時点で影響は限定的とみられるが、尹錫悦大統領は連日のように水産物を食べる姿を公開し、安全性を訴えている。
1日、ソウルのオフィス街の食堂で刺し身丼を食べた女性会社員(46)は「水産物を食べたがらない同僚が多い。私は年を取ったのでよいが、子どもには食べさせない」と話した。
尹大統領は8月31日に鷺梁津市場の食堂を側近らと訪れ、カニ料理などを食べた。韓国政府は同日、水産物を買う人に商品券を提供するキャンペーンなどへの追加予算投入も発表した。