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移民の児童・生徒と共に新学年開始へ
NYの公立学校、19000人に上る

ニューヨーク市の公立学校は来週、約1万9千人に上るホームレスの児童・生徒を迎えて、新学年がスタートする。メキシコなどから米南部に不法越境した移民が、ニューヨーク市に大量に流入しているためで、市教育局は正確には把握していないものの、新入生の大半を移民とみて、準備を進めている。
昨年から公立学校に入学した児童・生徒は、市が移民者のために用意したシェルターやホテル、仮説住宅などで生活している。教育局は「出身地や家庭で話す言語に関係なく、ニューヨーク市の公立学校に通う全生徒の教育や幸福、そして全人的な成長に焦点を当てていることに変わりはない」と、人種は無関係との認識を強調する。
市内の公立学校には、英語の指導資格を持つ教員が約3400人に上っており、少なくとも1700人の教員はスペイン語に堪能だという。この数は、昨年末とほぼ変わっておらず、移民の子どもたちとコミュニケーションを取るに当たり、バイリンガルの児童・生徒や翻訳アプリに頼るケースもあるとしている。
現在、市のシェルターには約11万2千人もの移民が収容されており、月平均で1万人以上がシェルターに入所しているという。教育局は、移民の児童・生徒に可能な限り予防接種を受けさせるよう努力している。(8月31日、ゴッサミスト)
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