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共同通信
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【台北共同】中国当局に広東省深センで2019年に「スパイ」行為をしていたとして拘束され、懲役刑を受けた台湾人ビジネスマンの李孟居氏が2日、滞在先の日本から台湾に戻った。台湾メディアが伝えた。
李氏は台北の松山空港に到着後「中国に出張に行っただけで拘束された。政治的な背景がある。権威主義国家が統治する中国本土、香港、マカオに行く際は注意が必要だ」と呼びかけた。
李氏は19年8月、反中抗議活動が行われていた香港を訪問。その後深センに行き、武装警察部隊を盗み撮りしたことがスパイ行為に当たるなどとして拘束され、懲役刑を言い渡された。刑期満了後の今年7月24日、中国を出国し、日本に到着した。