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共同通信
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2018年9月6日の北海道地震から5年となるのを前に、土砂崩れに巻き込まれるなどして住民37人が亡くなった厚真町では2日午後も、追悼式が続いた。町出身のシンガー・ソングライター小寺聖夏さん(27)らが復興への願いを込めた楽曲を住民らに披露した。
小寺さんは住民の体験を聞き取り、曲を制作した。式典で声を詰まらせながら歌唱。札幌市出身の半崎美子さん(42)は地震から5年に合わせて作った町の復興応援歌「大地の息吹」を発表した。
「当時の感情は味わった人にしか分からないけど消えてはいけない」と小寺さん。半崎さんは「傷つきながらも支え合って生きる町の皆さんの力を歌にしたかった」と話した。