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共同通信
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【ウランバートル共同】モンゴルを訪問中のローマ教皇フランシスコは3日、首都ウランバートルでミサを執り行った。モンゴルはバチカンと国交のない中国と結びつきが強く、今回の訪問では中国を念頭に、隣国のモンゴルとの関係強化を図ったとの見方もある。バチカンは欧州で唯一、台湾と外交関係がある。
教皇庁によると、カトリック信者は約1400人とされるが、国外からも多くの信者がミサに訪れたという。
教皇は2日、モンゴルのカトリック関係者を前にした演説で「政府はカトリック教会の活動を恐れる必要はない。政治的な意図はないからだ」と述べた。宗教活動への統制を強化する中国政府を意識した可能性がある。