東京原油先物も年初来高値

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共同通信

 週明け4日の東京商品取引所で中東産原油の先物が値を上げた。株価終値に相当する指標価格の清算値は1キロリットル当たり前週末比1490円高の7万7620円を付け、年初来高値を更新し昨年11月8日以来約10カ月ぶりの水準に上昇した。

 主要産油国のサウジアラビアやロシアが原油価格下落を防ぐため減産期間の延長などを決めるとの見方が原油市場で強まった。このため米原油先物が前週末に年初来高値を更新し、東京原油もその流れを引き継いだ。

 外国為替市場の円安ドル高傾向も東京原油の値上がり要因。日本は中東産原油をドル建てで買い付けるためで、円安が進むと円建て換算額が膨らむ。