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共同通信
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【カイロ共同】中東歴訪中の林芳正外相は5日、エジプトの首都カイロでシュクリ外相と会談し、両国関係を深化させていくことを確認した。エジプトは中国やロシアなどで構成する新興5カ国への新規加盟が決まっており、林氏は中ロを念頭に、法の支配に基づく国際秩序を維持する必要性を訴えたとみられる。
林氏は会談後、記者団に「エジプトは地域の安定に重要な役割を果たしている」と強調した。スーダン情勢やパレスチナ問題を議論したほか、東京電力福島第1原発処理水の海洋放出を巡る日本の対応に理解を得たとも明らかにした。
シュクリ氏との会談に先立ち、林氏はチュニジアのアンマル外務・移民・在外チュニジア人相とも会談した。