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共同通信
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【ローマ共同】「水の都」として名高いイタリア北部ベネチアは5日、増え続ける観光客への対策として来年、日帰り客から5ユーロ(約790円)の入場料を徴収する計画を発表した。対象は14歳以上で、観光客が多い春から夏にかけての連休や週末など約30日間に試験的に導入する。
主に旧市街と周辺の島が対象。12日の市議会で最終的な承認を得た後、計画の詳細を決める。
世界遺産に認定されているベネチアは、国連教育科学文化機関(ユネスコ)が7月、「危機遺産」への指定を勧告。観光客が押し寄せて住民生活が害される「オーバーツーリズム」や気候変動の深刻化を理由としている。