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共同通信
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徳島市の阿波おどりで今年新設された1人20万円の「プレミアム桟敷席」が建築基準法に違反した状態で開設された問題を巡り、徳島市の元市議2人が5日、同法違反容疑の告発状を県警に提出した。告発対象は、違法状態での開設を決定した実行委員会の氏名不詳の委員と、開設主体となったレジャー予約サイト運営会社「アソビュー」(東京)。
プレミアム桟敷席は開幕前日の市の検査で、階段の幅が基準より狭いと判明。法で必要な「検査済証」を得られないまま開設された。告発状は「法の極めて初歩的な規定を無視した」と指摘。一方、実行委は4日「違反と認識していなかった。十分な法の専門知識がなかった」と説明していた。