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共同通信
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【ジャカルタ共同】東南アジア諸国連合(ASEAN)はジャカルタで6日、中国の李強首相と首脳会議を開いた。多くの加盟国が中国側に「信頼が必要だ」として国際法の順守を呼びかけた。議長国インドネシアのルトノ外相が明らかにした。中国が南シナ海のほぼ全域に権益が及ぶとする新たな地図を公表、加盟国に反発が広がっていることを踏まえた発言とみられる。
李氏は冒頭発言で「意見の違い」を認めつつ、「対話によって適切に処理し、実務協力を引き続き深める」よう訴えた。摩擦を最小限にとどめる狙いとみられる。
南シナ海では8月、フィリピン軍拠点への補給船団を中国艦船が放水砲を使って妨害した。