寺田前総務相ら10人を不起訴

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共同通信
自民党の寺田稔前総務相

 東京地検特捜部は6日、政治資金規正法違反などの疑いで告発されていた自民党の寺田稔前総務相(衆院広島5区)ら10人を不起訴処分とした。特捜部は寺田氏らから任意で事情聴取をするなどし、捜査を進めてきた。

 10人は寺田氏の政治団体が事務所の賃料を妻に支払ったり、関係する政治団体が故人を会計責任者とした政治資金収支報告書を提出したりしていたとする同法違反などの疑いで告発されていた。

 また2021年10月の衆院選公示日、労務に対する報酬の名目で、現職の地方議員ら11人に計6万8100円を支払っており、これが運動員買収に当たるとする公選法違反容疑の告発状も出ていた。