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共同通信
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【キーウ共同】ブリンケン米国務長官は6日、ウクライナの首都キーウ(キエフ)を訪問した。米メディアが伝えた。訪問は昨年2月のロシア侵攻後、4度目。米CNNテレビによると、ブリンケン氏は新たに10億ドル(約1470億円)超のウクライナ支援策を表明する見通し。
今月行われる国連総会を前に、ウクライナを支える姿勢を改めて打ち出す。総会にはウクライナのゼレンスキー大統領が出席する予定。ブリンケン氏は同行の米記者団に「ウクライナを支援する世界の努力をわれわれが主導し続けることが重要だ」と語った。
ブリンケン氏はキーウでウクライナのクレバ外相と会談し、ロシアとの戦闘で命を落とした兵士の墓地を訪れた。ゼレンスキー氏とも会談する。
バイデン政権は侵攻の長期化で、多額の軍事支援負担がのしかかる同盟・友好国の結束維持を重要課題に据えている。ブリンケン氏の派遣でウクライナを継続的に支える決意を改めてアピールし、各国の「支援疲れ」を防ぎたい考えだ。
ブリンケン氏は昨年4月にオースティン国防長官とキーウを訪れた。